EMMIGRATION
英国や欧州への移住を検討したい。
2024年1月17日の日経新聞の記事によれば、生活拠点を移した日本人永住者の数は2023年時点で前年比3%増の57万4727人だそうです。背景には社会保障改革や男女平等が進まない日本に住み続けることへの長期的な不安があるのではないかと記事では分析されています。子供の国際的な教育や、高齢化と人口減で頭打ちとなっている日本市場よりも大きな視野でビジネスをやってみたいなど、他にもいろいろ理由があると思います。南海トラフ地震などが発生する確率が高いことを心配されている方や、北朝鮮のミサイルや台湾への中国武力統一など政治リスクを嫌う方もいらっしゃるのではないかと思います。日本で生活し続けること以外の可能性を探ってみるのはいかがでしょうか。
英国
ロンドンは世界でも有数の国際都市であり、活動のベースとしては申し分が無いと思います。
世界の大学ランキングをみても英国と米国の大学が多数派を占めていることから、教育水準は高いです。
生活の水準を上げるために、英国への移住を検討されてはいかがでしょうか。
ドイツ
ドイツは欧州でも労働時間が非常に短く、給与水準も高く、地方分権が進んでいるので首都に過度な集中が無いので文化的にも物価などを考えても生活水準が高いと言われています。
英国がEU離脱した後にはEU最大の国であるドイツの発言権は大幅に増えると容易に予想されますので、この国に生活基盤を置くことは良い考えでしょう。
ドイツ語を勉強したいという人には、かなり手厚いサポートが与えられますので、自分の生活の質を高め、自分のニッチを見つけマイペースに生活をすることができるかもしれません。
フランス
「花の都」であるパリ、世界中から観光客が集まる美しい都市や田舎は、ぜひとも住んでみたいと思っている方は多いのではないかと思います。
文学、映画、音楽、絵画において世界の中心のひとつですし、グルメにとっては満足のできる国でしょう。
フランス語は国際連合の公用語となっていますし、アフリカ諸国やカナダのケベック州など、いろいろな国で話されており、世界至るところにフランス語のコミュニティはありますので、フランスをベースにするのは良いのではないかと思います。
イタリア
アルマーニやプラダなどデザイン性の高い商品や、近年スローフード運動の拠点などから、質の高い生活を送るのに良い国であるという評判を得ていると思います。
イタリア語をマスターするのは必須であるとは言えますが、人懐っこい国民性からイタリア語がある程度できるようになれば、友達なども作りやすく、住みよい国であると言えるでしょう。
ギリシャ, キプロス島
不動産投資をすれば、5年間居住する権利が与えられ、他のEU圏内を訪問する権利が与えられることから、近年中国人などに人気です。
移民法やEU法令などに注意をする必要がありますが、エーゲ海の美しい島々に住み、EUを自由に行き来するというのは、ある種理想の生活であるかもしれません。